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ビールと相性が良い!おすすめ和菓子3選

どら焼き

イラスト:どら焼き

ビールの独特な苦味と相性が良いのが、どら焼きです。

円盤上の生地に小豆餡を挟んだ和菓子で、生地の柔らかい甘さと小豆のしっとりとした甘味がビールの苦味を和らげてくれます。

打楽器である銅鑼の形に似ていることから「どら焼き」と名付けられたとされており、江戸時代以前から多くの人々に愛され、食べられてきました。当初は小麦粉を水で溶いて焼いた生地でしたが、次第に西洋からの影響を多く受け、まるでホットケーキのような生地が主流となってきました。

口に含んだ瞬間、カステラ風生地の柔らかさと滑らかな小豆餡が口の中で上品で優しい甘さとなり、広がります。

特に、黒ビールのようなコクが強いタイプのビールと一緒に飲むときにはどら焼きがクッションとなり、飲みやすい味へと変化させてくれます。

写真:ビールと相性の良いどら焼き

※どら焼きについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-どら焼き」を参照してください。

きんつば

イラスト:きんつば

寒天で固めた小豆餡に水で溶いた小麦粉をつけて焼いた金つばは、ビールの軽やかな苦味と相性が良い和菓子で、その歴史は江戸時代にまで遡ります。

京都で誕生した銀鍔がその始まりとされており、刀の鍔を意識して作られた丸い焼き餅が江戸に伝わり、小麦粉の生地で餡を包む姿へと成形され、そのときに銀よりも上の金を名前に入れた金つばとなって、形も四角になりました。

食べやすい大きさに成形された金つばは半分に割ると中には小豆餡がギッシリで、食べた瞬間に小豆の素朴な味わいを存分に楽しめます。

片手で簡単に食べることができる金つばは、ビールのおつまみとしても最適な和菓子です。ビールのサッパリとした軽やかな味わいと小豆餡の奥深い甘さが混ざり合い、後味を残さない大人の味わいを楽しむことができます。

写真:ビールと相性の良いきんつば

※きんつばについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-きんつば」を参照してください。

落雁

イラスト:落雁

落雁は米などのデンプン質の粉に砂糖や水を混ぜ合わせた干菓子で、口の中に入れるとホロホロと優しく崩れる、見た目も味も上品な和菓子です。

その歴史は古く、中国から伝わった軟落甘が起源だとされ、江戸時代に伝わり、広まっていったと言われています。

落雁というと、抹茶などのお茶と共に楽しむ和菓子というイメージが強い人もいますが、ビールとの相性も抜群です。デンプン質に砂糖や水分を混ぜ合わせ、様々な形の木型に流し込み、花や鳥などの型で固められた落雁は手軽に食べられて、ビールのおつまみにも適しています。

ほのかな苦味と相性が良く、辛口のビールをまろやかで飲みやすいものへと変えてくれます。ビールのクリーミーな泡とほどよい口溶けを同時に味わうことができて、甘さだけではなく食感も楽しめる和菓子です。

写真:ビールと相性の良い落雁

※落雁について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-落雁」を参照してください。

他にも和菓子の種類は豊富

日本の伝統ともに生まれてきた和菓子は、メジャーなものだけでも100種類、地域や店ごともオリジナル和菓子も含めると何百、何千種類とあります。

和菓子ことを詳しく知れば、味わいもまた違ったものになるかと思います。100種類以上の和菓子について、詳しく解説した和菓子種類一覧は以下を参照してください。

和菓子種類一覧

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