栗入りどら焼き
イラスト:どら焼き
栗入りどら焼きは、そろそろ肌寒くなる霜降の時期におすすめの和菓子です。霜降にあたる10月23日ごろは、関東では秋の気配が満喫できるようになってくるシーズンです。
10月は栗の旬の時期でもあり、ほっこりと秋の気分を味わうのに栗入りどら焼きはもってこいのスイーツになってくれます。どら焼きは、見た目も秋の雰囲気にマッチするシックな色合いをしています。栗は体を温める効果も期待できるため、温かい飲み物と一緒にお茶の時間に楽しめば心もほんわかと温かくなるかもしれません。
栗入りどら焼きは、適度なボリュームがあり食べ応えも抜群です。色づく自然の風景を眺めながら、栗のほっくりとした触感と甘みを堪能してみるのもおすすめです。
栗餡入りのどら焼きなら、秋の味覚がたっぷりと味わえるでしょう。
※どら焼きについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-どら焼き」を参照してください。
柿羊羹
イラスト:羊羹
柿羊羹も、霜降の10月23日ごろに適した和菓子です。霜降の時期は、次郎柿や富有柿が収穫できるシーズンでもあります。
柿は、古くから季節の風物詩として晩秋のインテリアに広く取り入れられてきました。秋には、和菓子店にも柿を使ったものが多く並ぶようになります。
柿羊羹は、柿本来のオレンジ色と淡白な風味が味わえる秋の定番スイーツです。本物の柿をそのまま味わっているような気分に浸れるところは、柿羊羹ならではの魅力と言えるでしょう。
上品な甘みは緑茶との相性もよく、秋の恵みを味わいたいときにも柿羊羹は最適なお菓子になってくれます。
竹の入れ物などに流した柿羊羹は、野趣あふれる見た目も楽しめます。山の風景や秋の草花などを眺めながら柿羊羹でお茶を飲めば、秋の情緒を存分に堪能できるかもしれません。
※ようかんについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-ようかん」を参照してください。
紅葉モチーフの練り切り
霜降の時期のスイーツでは、紅葉をモチーフにした練り切りもぜひ押さえておきたい一品です。
白あんや山芋、きんとんなどを使った練り切りは、上品な甘みとほっくりとした食感が楽しめる和菓子です。
練り切りは、素材によっていろいろなテイストが楽しめます。紅葉型の練り切りは見た目も秋らしく、繊細なテイストも魅力です。煎茶はもちろん、抹茶との相性もよく、お茶の時間を豊かにしてくれる可能性があります。霜降の時期は、木々の葉が赤や黄色に色づいてくる季節でもあります。
ほんのりと色づく繊細な山の色やカラフルな紅葉の風景を自在に表現できるところは、練り切りならではです。葉が落ちて冬へと以降する秋の雰囲気を味わいたいときには、紅葉をモチーフにした練り切りを選んでみると良いかもしれません。
※練り切りについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-練り切り」を参照してください。