二十四節気別おすすめ

雨水 (うすい 2/19頃)におすすめの和菓子3選

2月19日頃から3月4日頃までの期間を、二十四節気の1つで、雨水(うすい)と呼びます。

この頃の気候を表す言葉が三寒四温(さんかんしおん)です。三日間寒い日が続き、暖かい日が四日続くことを意味します。そして、この時期に行われる年中行事の1つが、ひな祭りです。雨水にひな人形を飾ると、良縁に恵まれると言われています。

雨水におすすめの和菓子を3つ紹介します。

桜餅

写真:さくら餅

ひな祭りの定番と言えばピンク色で華やかな桜餅ですよね。桜餅は、お店や地方によってさまざまですが、大きく分けると、長明寺タイプと道明寺タイプがあります。

関東でメジャーな長明寺タイプは、塩漬けの桜葉に薄皮で餡を挟んでいます。関西でメジャーな道明寺タイプは、おはぎのようにモチ米で作られており、丸い形をしていることが多いです。

桜葉の風味や塩加減、餡の甘みを楽しめるおすすめの和菓子です。

※桜餅について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-桜餅」を参照してください。

ひなあられ

ひなあられも、関東と関西では大きく異なっています。味や食感が全く違うのです。関東のひなあられは、ウルチ米を膨らませて作ります。砂糖で味付けし、食紅で色を付けています。一方、関西のひなあられの原料は、モチ米です。直径は1cm程度で、醤油やエビなどの味が混じっています。したがって、関東のひなあられは甘いですが、関西のひなあられは色々な味がするということです。

ひなあられは、ピンク、緑、黄色、白の4色で構成されていることが多いです。この4色は、四季を表しています。だんだん暖かくなっていく雨水の時期は、季節が春へと向かっていきます。雪が雨に変わり、雪解け水が大地を潤すこの時期は、農作業を開始する目安になっています。

また、ひな祭りは、女の子の成長と幸せを願う行事です。四季を表すひなあられを雨水の時期に食べることで、娘の1年間の幸福を願っているのです。

※あられについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-あられ」を参照してください。

 

 ひちぎり(あこや)

イラスト:あこや(ひちぎり)

ひちぎりも、ひな祭りの伝統的な和菓子の1つです。

もともとひな祭りは女の子の幸福を願う宮中の祝いの行事だったそうで、ひちぎりのルーツは、平安時代にさかのぼります。

ひちぎりは、ひしゃくの形をしたヨモギ餅の上に、引き千切ったような形の、白餡やきんとんが乗っておりとても上品な見た目をしています。

猫の手も借りたいようなとても忙しい時期に、生地を引き千切って作ったことから、この名前が付いたと言われています。口どけが良く、きんとんの香りが楽しめるおすすめの和菓子です。

また、阿古屋貝(あこやがい)という二枚貝を模して作られているため、”あこや”と呼ぶ地域もあります。

ひちぎりも、ピンク・緑・白の3色で構成されていることが多いです。ピンクは桃を表し、緑は大地、白は雪を意味します。このことから、ひちぎりは、雪解け水が大地を潤し、春の訪れを告げることを表しているのです。雨水の時期にぴったりの和菓子だと言えるでしょう。

※ひちぎり(あこや)について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-あこや」を参照してください。

 

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