二十四節気別おすすめ

立秋 (りっしゅう 8/8頃)におすすめの和菓子3選

季節の果物を餡で再現する「枇杷」

立秋の季節にぜひ食べたい和菓子1つ目は、練りきりで作る枇杷の上生菓子です。枇杷の実の季節は、梅雨頃ですが、立秋からは美しい白い花を咲かせることから、季語として枇杷が用いられ、季節を大事にする和菓子では、立秋を代表する果物として扱われます。

枇杷の産地を中心とし、幅広い和菓子店で作られ、ご家庭でも作ることのできる、季節を代表する和菓子です。薄いオレンジ色の練り切り餡をベースにぼてっとした果実、ヘタに近づくにつれて濃くなっていく緑、砂糖を使って果実のうぶ毛を表します。

中身の餡もつぶあんからこしあん、白あんなどが用いられ、包んだ練り切り餡と共においしくいただけますね。練りきりで作る枇杷の上生菓子は、オレンジが映える見た目とは違い、とても上質な和菓子として楽しむことができます。

 

見た目鮮やか、あのお花の別名「牽牛花」

牽牛花(けんぎゅうか)は、朝顔をイメージして作られている上生菓子です。

牽牛花とは、朝顔の呼称の一つで、中国から伝来した時から使われている漢名です。種を薬用として用いていた朝顔は、牛を牽いてでも手に入れたいというエピソードから名前をつけられています。そこから転じて、彦星の別名ともなり、現代まで七夕伝説として形を残す(旧暦における七夕は立秋頃)など、とても立秋に関係した花です。

藍と紫色の花や果物を基調として、練り切り餡を着色し作られる同菓子は、季節であれば、どの和菓子店でも扱っています。

和菓子は、名前で楽しみ、季節で楽しみ、目で楽しみ、そして味で楽しむことができますが、牽牛花ではとりわけそれらを楽しむことができるでしょう。

見た目は朝顔そのものとなっていて、牽牛花は、暑い夏でもとても涼感のある和菓子として人気です。

 

 

清涼感抜群、誰でも楽しめる「水ようかん」

写真:水ようかん

立秋に食べたい和菓子、最後は、水ようかんです。暦の上は秋でも、暑い夏の盛りである立秋に水ようかんは、定番となっていますが、厳密には季節の和菓子ではありません。元々、水ようかんは、冬の和菓子でした。これには、冬に正月などの重要な行事が並んでいたこと、上質な小豆が収穫できるのが冬だったことが、あげられます。

しかしながら、小豆が1年中保管できるようになったりしたことから、安価で清涼感を楽しめる水ようかんは、気温が年々上昇していく中で夏を代表する和菓子として食べられるようにもなりました。

涼しい見た目と、つるんと食すことのできる水ようかんは、夏にはもってこいの和菓子です。小豆もしっかり濾されているので、小豆の食感や味が苦手な方でも、おいしく楽しむことができるでしょう。

※水ようかんについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-水ようかん」を参照してください。

 

あんこの内藤

 

京都・桂 鶴屋光信

 

京菓子 富久屋

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