羊羹
イラスト:羊羹
和菓子の中でも羊羹は格式高いお菓子として知られているため、目上の方への贈り物にも最適です。
羊羹は、寒天を溶かした水と小豆を炊いた餡、砂糖を練り合わせて作られています。一般的に羊羹と言えば練り羊羹のイメージが強いですが、寒天ではなく小麦粉や葛粉で蒸し固めていく蒸し羊羹、夏によく出回っている喉越しの良い水羊羹などもあります。
羊羹の良さは、1棹の中にたっぷりの小豆餡が含まれており、少量でも食べ応えがある事、そして砂糖も大量に使われているため日持ちする事です。保存料が入ってなくて賞味期限が1年以上持つものもあり、長く保存できるのでゆっくり楽しめます。
より手軽に味わいたい場合は、一口サイズの羊羹が便利です。1つずつ個包装されているため、食べる時にカットする手間も省けます。
※ようかんについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-ようかん」を参照してください。
最中
イラスト:もなか
最中とは餅から作った皮で餡を包んだ和菓子で、さっくりとした皮と甘い餡が口の中で一体となり、程よい甘みが楽しめます。
餡は小豆が主流ですが、皮が湿気を帯びるのを避けるために水分の含有率は低く、照りや粘りが強いのが特徴です。全国各地で様々な商品が出ていますが、餡に求肥や栗、フルーツなどが入っているもの、また皮はくるみや亀、観音様、ふくろうなどをモチーフにしたものもあります。
さらに皮のパリパリとした食感を味わうため、販売時は餡と別にしておき、食べる時に消費者が餡を詰められるようにしている商品も人気です。
最中は重ね合わせるという形状から結婚のお祝いとしても定番ですが、小ぶりながら一つでも満足感が得られる事、片手でパクパクと食べられる手軽さから長寿のお祝いにも最適です。
※もなかについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-もなか」を参照してください。
甘納豆
イラスト:甘納豆
甘納豆とは小豆や花豆、えんどう豆、そら豆などのマメ類や栗などを砂糖と一緒に甘く煮詰め、さらに砂糖をまぶして乾燥させたものです。
砂糖がたっぷり使われているので甘みは強いですが、豆と砂糖のみで作られているため、自然な風味が楽しめるとして人気があります。
また、1粒1粒が小さいので、小腹が空いた時に手軽に口に入れられるものとしても重宝します。苦味の強いお茶との相性も抜群で、お茶請けとしても活躍出来る和菓子なのです。
甘納豆は様々な豆が使われていますが、もちろん豆ごとに特徴や風味は異なります。色々な種類の甘納豆を詰め合わせたものなら、その日の気分によって食べるものを選ぶ事ができ、見た目も華やかになります。賞味期限も長いので、一度にたくさんの量を食べられない方への贈り物としても便利です。
※甘納豆について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-甘納豆」を参照してください。