どら焼き
イラスト:どら焼き
どら焼きは円盤状のカステラ風生地2枚で小豆餡を挟んだ和菓子です。
形が打楽器の銅鑼に似ている事が、どら焼きという名前の由来となっていると言われています。地域によって呼び名は異なり、関西なら三笠、富山県では名月と呼ばれる事もあります。
また、中身の具は基本的に小豆餡ですが、黒糖餡や胡麻餡といった変わり種もあり、さらに餡とともに餅や栗が入っているものは贅沢感も味わえて人気です。
どら焼きの魅力はふんわりとした生地と餡による絶妙な甘みのバランス、1つでも食べ応えが感じられるボリューム感、さらにお皿などを用意する必要もなく、手で持って食べられるお手軽感です。
特に授乳や泣いている赤ちゃんをあやすお母さんにとっては食べやすい形状で、小腹が空いた時や何か甘い物を食べたい時にはピッタリのおやつとなります。
※どら焼きについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-どら焼き」を参照してください。
カステラ
カステラは卵に小麦粉、砂糖や水飴を混ぜた生地をオーブンで焼き上げたお菓子です。
元々はポルトガルから伝わってきた南蛮菓子ですが、日本で独自に発展させて今の形状となっています。
正方形か長方形の型に生地を流し込んで、焼いた後にさお型に切り揃えていくのが基本的な形です。ふんわりとした生地が特徴ですが、ザラメがのっているものはザクザクとした食感も味わえます。
和菓子ではありながら小豆餡などは使われておらず、あんこが苦手な人でも食べやすいお菓子です。特に子供はカステラ好きが多く、赤ちゃんに兄弟がいる家庭なら切り分けて家族全員で楽しめるので喜ばれます。
カステラを販売しているお店は多く、オシャレなパッケージなら見た目も華やかで、値段も手頃でありながらボリューム感のあるお祝いとなります。
※カステラについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-カステラ」を参照してください。
羊羹
羊羹は小豆などで作られた餡を型に流し込んで、寒天で固めた和菓子です。寒天の量が多くて固いものは練り羊羹、寒天の量が少なく柔らかいのが水羊羹、そして寒天ではなく小麦粉や葛粉で固められているのが蒸し羊羹と呼ばれます。
たっぷりの小豆が楽しめる和菓子ですが、たんぱく質やポリフェノール、鉄分が豊富に含まれている小豆は、特に出産後の女性にピッタリの食材です。体に必要な栄養素を摂り入れる事ができ、エネルギーの補給や貧血予防にも効果があるのです。
育児の疲れで甘い物が欲しくなった時も、甘味が強いので一切れでパワーがチャージ出来ます。太る事を気にする人もいますが、実は意外とカロリーが低いのも羊羹の魅力です。
さらに賞味期限が長いので、自分の食べたい時まで保存しておけるのもメリットの一つとなっています。
※羊羹について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-羊羹」を参照してください。