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初秋の時期におすすめの和菓子

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寒天の黒蜜がけ

寒天は海藻の一種であるテングサの粘液を原料にした食材です。粘液を乾燥させることでゼリーに似た質感になります。やや白っぽい濁りを持つ透明な色合いは氷を思わせることから、冷涼な雰囲気を楽しめる軽食として古くから親しまれています。

寒天そのものは無味無臭なので、好みに応じて様々な味付けを施すのが美味しく食べるための工夫です。

寒天の黒蜜がけは関西が発祥の地とされ、現在では日本各地で普及した和菓子です。手軽に作ることができる和菓子であると共に、よく冷やした寒天の食感が暑気払いに最適とされ、夏の和菓子として定着していると言っても過言ではありません。

黒蜜の濃厚な甘味は夏バテで弱った体に活力を与える効果があります。寒天の温度を調節することで、去りゆく夏を惜しみながら秋の到来を受け入れる気持ちを育むことができるのです。

みたらし団子

イラスト:みたらし団子

白玉粉の生地を丸めた物にシロップの一種である砂糖醤油の葛餡をかけたみたらし団子は、その色合いから秋の訪れのイメージにぴったりとされています。

地域や和菓子屋によって違いはありますが、一般的には四個の団子を串に通し、そこへ砂糖醤油の葛餡をかけたシンプルな作りです。それだけに素材の品質や職人の技能が味を大きく左右するので、みたらし団子の良し悪しで和菓子屋の評価が変わることもあるのです。

当初のみたらし団子は生醤油を塗って焼いた、和菓子よりもむしろ軽食としての意味合いが強い食品でした。砂糖醤油の葛餡をかけるみたらし団子になったのは太平洋戦争が終結した後のことで、和菓子の中では歴史が浅い部類に入ります。

しかし、独特の食感と濃厚な甘味から瞬く間に日本中に広まり、現在では初秋に相応しい和菓子として定着している事実は否定できません。

※みたらし団子について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-みたらし団子」を参照してください。

 

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どら焼き

イラスト:どら焼き

カステラに似せて焼いた二枚の生地を使って小豆餡を挟んだ和菓子であるどら焼きは、そのシンプルな作りから庶民的な和菓子として古くから親しまれています。

本来は一年を通して食べることができますが、生地のやや濃いめな褐色が紅葉をイメージさせるとして初秋の和菓子に含まれることがあるのです。

どら焼きの生地は元々は薄く伸ばした生地を焼き、それで小豆餡を包んだ物でした。現在のようなカステラ生地のどら焼きになったのは昭和20年代以降とされ、洋菓子であるホットケーキの影響を受けています。どら焼きの生地には甘味を持たせるためにはちみつを加えることが多いのもホットケーキ作りを基にしているためです。

どら焼きは和洋折衷を形にした和菓子として評価され、深みを持ちつつもさっぱりした味わいから広く普及しています。

※どら焼きについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-どら焼き」を参照してください。

どらやき専門店の菓匠華美月

 

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