一口羊羹
イラスト:羊羹
和菓子のなかでも代表的なお菓子は羊羹です。お家でのんびりと食べるのももちろん良いのですが、屋外で栄養補給として食べるのにも実は適したお菓子となっています。
羊羹は糖度が高く、少量でも高カロリーであるため、食べると比較的早く体内でエネルギーに変換されます。スポーツ中の栄養補給として食べる人もいますので、散歩や山歩きの途中で食べるのにも良いと言えます。
羊羹と聞くと、立派な棹のものを思い浮かべるかもしれませんが、持ち運びにも便利な一口羊羹も多く売られています。こうした羊羹であれば、屋外でも手軽に食べられますし、個別包装であるため、手が汚れたりべたついたりする心配もありません。
また、様々な味の羊羹が売られているので、いくつか種類を持って出かけるのも楽しいのではないでしょうか。
写真:散歩のお供に羊羹
※羊羹について、もっと詳しく知りたい方は「羊羹の特徴・歴史・味」を参照してください。
有平糖
イラスト:有平糖
有平糖は飴の一種ですので、屋外に持って行くのにはちょうど良いお菓子だと言えます。飴の一種ではありますが、ずっと口のなかに残るわけではなく、サクッとした食感が特徴のお菓子です。
また、有平糖のなかには洋菓子の飴細工にも通じる技法を凝らして作られるものもあるので、単なる栄養補給のお菓子としてだけではなく、持ち歩くのが嬉しくなるお菓子であることも特徴です。
そのため、茶道のお菓子として利用されることも多く、季節に合わせた彩色や細工を施したものが多くあります。散歩や山歩きで季節を楽しみながら、それに合った色合いや見た目の美しい有平糖を食べるのも良いのではないでしょうか。
有平糖には、湿気に強くべたつきにくいという特徴もあります。これは使用される原材料によるためですが、こうした特徴は良く晴れた暖かい日など、お菓子の持ち運びに気を遣う陽気でも安心だと言えます。
※有平糖について、もっと詳しく知りたい方は「有平糖の特徴・歴史・味」を参照してください。
茶通
イラスト:茶通
茶通は、こし餡などを挽いたお茶を混ぜ合わせた生地で包んで焼いたお菓子です。1年を通して楽しめるお菓子ですが、特に5月頃の新茶の時期に作られた茶通は、お茶の香りが良いことが特徴です。
また、この頃は散歩や山歩きにも適した季節だと言えますので、お出かけのお供にもちょうど良いのではないでしょうか。
和菓子と言うと、専門の和菓子屋で購入するというイメージがあるかもしれませんが、茶通は意外と簡単に自宅で手作りすることも可能です。そのため翌日に出かける予定ができたときに、お菓子を急遽買いに行かなくても、材料があればお家で作ることができます。
材料の多くは、家庭にあるものや比較的長期の常温保存が可能なものばかりですので、前もって特別な準備が必要ない点も、気軽に持って出かけられる茶通のポイントだと言えます。
写真:散歩、山歩きの途中に食べたい茶通
※茶通について、もっと詳しく知りたい方は「茶通の特徴・歴史・味」を参照してください。
和菓子関連情報
今回ご紹介した以外でも、和菓子の種類は豊富です。和菓子の特徴、歴史、味をまとめた和菓子一覧で、美味しい和菓子を見つけてください。