二十四節気別おすすめ

立夏 (りっか 5/6頃)におすすめの和菓子3選

柏餅

イラスト:かしわ餅

5月の立夏ごろの代表的な和菓子と言えば、柏餅です。徳川9代目の将軍が政権を握っていた、江戸時代に誕生しました。

こどもの日に食べられることが多い柏餅は、子供たちの健康を願って食べられます。お餅に巻かれている柏の葉っぱは新しい芽が出てくる春までに葉を落とさないことから、家系が途絶えないという意味もあります。子供たちが無事に成長して、次の代まで家系を守ってほしいという親の願いが込められている和菓子なのです。

柏餅のお餅の部分は上新粉で作られていて、間にあんこを挟むのが一般的です。柏の葉っぱが表に巻かれているのは小豆を使ったあんこが入っていて、ウラ返しになっているのは味噌のあんが入っています。

京都は白味噌を使ったあんこを入れていたり、近畿地方ではサルトリイバラの葉っぱを使っているなど地方によって違いがあるのが特徴です。

※かしわ餅について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-かしわ餅」を参照してください。

もち・わがしの店『四季』

 

栗きんとんの恵那栗工房 良平堂

 

水ようかん

写真:水ようかん

水ようかんは寒天を煮たものに、小豆や砂糖を加えて冷やし固めたものです。水分が多く、煮詰めずに作るのでプルプルとした食感が楽しめます。透き通るような涼し気な見た目と、さっぱりとした味わいが立夏にぴったりです。

のどごしも良く、段々と暑い季節になってくるこの時期にもさっぱり食べられます。シンプルな材料だからこそ小豆の旨味や砂糖の上品な甘さを感じられるのも水ようかんの良いところと言えるでしょう。

また、立夏の時期は新茶の季節でもあるので、水ようかんと新茶を同時に楽しめるのもメリットです。水ようかんなら、程よい渋みと香り高い新茶との相性もバッチリです。

爽やかな香りの新茶が、水ようかんの甘みをより引き立ててくれる上、後味もさっぱりして、爽やかな気持ちにさせてくれます。

※水ようかんについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-水ようかん」を参照してください。

あんこの内藤

 

京都・桂 鶴屋光信

 

京菓子 富久屋

 

昇鯉

昇鯉は「しょうり」と読み、滝の中を昇っていく5月の鯉をイメージした和菓子の一つです。端牛の節句に飾られる鯉もイメージされています。材料は求肥と小豆だけのシンプルなもので、求肥の中にいくつかの小豆が散りばめられています。口の中で求肥がサッと溶けて、小豆の香りとしっかりとした食感が嬉しいお菓子です。しつこい甘みは一切なく、上品な甘さだけが口いっぱいに広がります。

また、見た目は青みがかった鮮やかな水色をしていて、5月の滝の水の透明さや美しさを連想させます。水色の求肥の中にある小豆が楽しそうに泳ぐ鯉にも見える、芸術的な見た目です。さらに、甘く煮た小豆が心をほっとさせてくれるような優しさもあります。派手な見た目ではありませんが、上品な優しさと美しさを存分に感じられる和菓子です。

 

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