季節のおすすめ

父の日におすすめの和菓子

練り切り

イラスト:練り切り

和菓子と言えば、まず煉りきりを思い浮かべる人も多いでしょう。煉りきりは白あんに砂糖を加えて火にかけてよく煉り、つなぎとして求肥やみじん粉を使ったものを主な原料としています。風格のある煉りきりは和菓子の代表格ともいえるでしょう。

見た目の色彩も豊かで、癒しを感じられるピンク色や黄色をしたものもあれば、趣のある紫色のものもあります。ひとつの煉りきりには数種類の色が入っていることも多く、まるで小さな芸術作品です。

日ごろからがんばっているお父さんには、視覚にも優しく訴えかけて、日ごろの疲れを癒してくれるような、煉りきりがおすすめです。

抹茶のお供として出されることが多い煉りきりですが、白あんの上品な甘みはコーヒーや紅茶との愛情もバッチリです。写真映えもよく、インスタ映えを意識するお父さんへのプレゼントとして最適です。

※練り切りについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-練り切り」を参照してください。

カステラ

イラスト:カステラ

カステラはもともとポルトガルから長崎に伝えられた洋菓子です。しかし、日本での歴史は長く日本独自のもとして根付きました。このためカステラは和菓子に分類されています。

カステラは卵と小麦粉とお砂糖をベースにした和菓子です。材料を混ぜ合わせ、生地ができたら木枠に流し込み、オーブンで1時間ほどじっくりと過熱します。お店のこだわりで豆乳やはちみつが使われていたり抹茶が使われていたりするものがあります。

ちなみにホットケーキも小麦粉をベースに卵と牛乳や豆乳を混ぜて作りますが、1時間もじっくりと焼くことはありません。

このように丁寧に時間をかけて作られた和菓子は、自分で作れるものではないためプレゼントにはとても喜ばれます。父の日が近づくとカステラに「お父さんありがとう」と焼印が押してあるものも見かけます。

※カステラについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-カステラ」を参照してください。

葛桜

イラスト:葛桜

父の日は6月の第三日曜なので、ちょうど梅雨の折り返し地点ですね。ジトジトした暑さで少しだけ疲れた時におすすめの和菓子が葛桜です。

葛桜は関西では呼び名が異なり、葛まんじゅうと呼ばれています。桜で有名な奈良の吉野は吉野葛でも有名で、たくさんの葛まんじゅうを扱ったお店が並んでいますよ。

葛桜は、あんを葛でできた生地で包み、さらに桜の青葉に包んだまんじゅうです。中のあんが透けてあんの黒と桜の葉のグリーンのコントラストがとても涼しげです。

喉ごしも軽やかで、よく冷やして食べるとさっぱりとした甘味がとてもおいしいです。一口サイズのまんじゅうなので、切り分ける必要もなく、冷蔵庫でよく冷やしておいてすぐに食べられるのは便利ですよね。お菓子をカットして分けることを苦手とする男性は多いです。そんなお父さんへのプレゼントにもおすすめです。

※葛桜について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-葛桜」を参照してください。

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