最中
イラスト:もなか
餡がたっぷり詰まって、絶妙な甘さがたまらない上品な和菓子「最中(もなか)」は、昔から縁起がいいとされています。まさに、「失敗が許されない」お付き合いの相手の実家に伺うときに手土産として持っていくには、うってつけのお菓子です。
昔はシンプルなものが多かった最中ですが、いまや季節に合わせた味の餡がぎっしり詰め込まれたものや、打ち出の小づちやダルマなど、見るからに縁起のいい形をしたものなどが売っているので、最近の家庭でも喜ばれること間違いなし。
また、最中はたまに来客があったときの茶菓子として丁度いいので、もらっても困らないというメリットもあります。最中なら、わざわざ有名店まで出向かなくても大丈夫。自宅の近所にある和菓子専門店で十分質の良いものが買えるので安心です。
※もなかについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-もなか」を参照してください。
口の中でふんわりとける舌ざわりがたまらない「干菓子(ひがし)」。優しい味わいで大人気の和菓子であるにもかかわらず、手土産と聞いて思い浮かべる人は多くないのではないでしょうか。
でも実は、種類豊富な干菓子は手土産としてうってつけ。抹茶や日本茶だけでなく、紅茶やコーヒーとの相性も抜群で、ほんの少し口寂しいというときに口に放り込んでおけば、満足感をもたらしてくれます。
最中同様、いまは花や動物など可愛らしい形をしたものや、砂糖の甘さに加えて、ほうじ茶や紫芋味、梅味など風味の種類も豊富です。ちなみに「落雁」は「干菓子」の一種で、これはお彼岸のときに食べたことがあるという人も多いはず。
また、上品な味をプレゼントしたいという人は、サトウキビを原料とした「和三盆」がおすすめです。
おかき
甘いものもいいですが、「パートナーの実家で甘いもの嫌いな人がいて…」「甘いものには好き嫌いがあるからちょっと不安」という人は、「おかき」なら無難に喜んでもらえるはず。
甘いものは比較的早く食べてもらわければならないのに対し、おかきなら日持ちするというのも魅力のひとつです。専門店に行けば、何十種類もの商品を常時そろえているような場所も少なくなく、選び放題。
いまはパッケージが可愛らしいものも多いので、バラエティ豊かにいくつか買ってプレゼントするのもいいでしょう。缶入りのものもあるので、相手のご両親が気に入ったら普段使いをしてくれるかもしれませんよ!さらにちょっと気を利かせるなら、店舗限定、あるいは季節限定商品を手に入れてみては?自分に買うのではなく、相手の実家へのプレゼントですから、あくまでも無難にというのも大事なポイントです。