フルーツを使った大福
イラスト:いちご大福
晩冬と言えば、まだまだ寒い時期ではありますが、春の訪れを食べ物で感じる時期でもあります。
果物であれば、みかんやイチゴなどが美味しい時期でもあります。
そのフルーツを使った和菓子はこの時期にしか食べることができないものです。中でもフルーツを使った大福は人気があります。イチゴ大福は昔からの定番商品です。真っ赤な赤いイチゴがあんこと一緒に白い餅で包まれて、見た目にもとても可愛らしいです。
また、みかん大福という、みかんを使った大福もあります。みかんをまるごと一個包んでおり、一口食べると甘酸っぱい味が広がります。みかん大福の場合は白あんが多いです。
こういった和菓子に使われる果物は、品質のよい厳選されたものを使っていることが多いので、甘くて美味しい和菓子が多いです。ただ、生の果物を使用していますから、日持ちがあまりしません。早めにいただくようにしましょう。
※いちご大福について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-いちご大福」を参照してください。
節分の和菓子
イラスト:豆大福
晩冬というのは、2月の節分の時期でもあります。節分といえば、「鬼は外、福は内」と家で豆まきをするのが定番ですが、その豆にちなんだ和菓子が数多く販売されているのもこの時期です。
実際に豆まきで使うことができる「福豆」や、豆まきで使用する鬼のお面などを付けた和菓子のセットや、定番商品ですが、豆大福などもこの時期多くの和菓子店で販売されます。
節分の豆まきにちなんで、鬼とおかめを描いた上生菓子や、節分の豆にちなみ、その豆の形をした和菓子などもあり、節分を和菓子でも楽しむことができます。
最近は節分には恵方巻を食べる習慣がありますが、和菓子の恵方巻ということで、こしあんなどを巻いた上品で個性豊かな和菓子を販売している店もあります。さすがに丸かぶりはおすすめしませんので、カットしてお茶と一緒に楽しみましょう。
※豆大福について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-豆大福」を参照してください。
梅を使った和菓子
晩冬である2月は、まだ寒い時期ですが、梅の花が咲き始める季節でもあります。咲いている梅の花を見て、春の訪れを少し感じることができます。そんな時期にいただきたいのが、梅を使った和菓子です。
梅を使った和菓子は、一年を通して販売されているものも多いですが、この時期にしか食べることができない、貴重な和菓子もたくさんあります。
梅をふんだんに使った梅味のようかんや、梅あんを使用した最中、大きな青梅丸ごと一個入れた大福などもあります。
また、梅の味とともに、梅の花の形をしたピンク色や白色の和菓子も多く販売され、見た目にも大変美しく春を感じることができるでしょう。
梅は体にも大変よい食材としても有名です。梅のお花見と一緒に、この時期ならではの梅のお菓子も楽しみたいところです。