おしるこ
イラスト:おしるこ
冬の王道の和菓子といえばおしるこです。暖かいあん汁の中に切り餅の入ったおしるこを大晦日にテレビを見ながら召し上がる方も多いのではないでしょうか。
おしることいえばゆっくりお餅を食べ、熱々のあんの汁を少しずつ飲み、少し食べ終わるのには時間のかかる和菓子ですが、大晦日ののんびりとした団欒の時間にはゆっくり時間をかけて食べるのも良いものです。
おしることぜんざいの違いについては、地域や提供しているお店によっても異なりますが、今回はこしあん、つぶあんを問わず汁気のあるあんの中にお餅の入ったものをおしること呼んでいます。
お店で食べるのも良いですがご家庭で作る際には、じっくり茹でた小豆をミキサーにかけて作ると手軽に美味しく作れます。
また、塩をひとつまみ入れることで甘みに深さが出るので1度お試しください。
※おしるこについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-ぜんざい」を参照してください。
おはぎ
イラスト:おはぎ
2つ目にご紹介するのも定番おはぎです。秋のお彼岸に食べられるおはぎですが、冬の暖かい部屋で食べても美味しい和菓子です。
暖かいお茶にもよく合い、遅くまで起きている大晦日にも小腹を満たす事ができるのでおすすめです。
おはぎにも様々な種類があり、小豆のあんのついたものが代表的ですが、きなこがついたものや、黒ごまのついたものもよく見かけます。
宮城県の方では枝豆のあんで作られたずんだを使った「ずんだおはぎ」も食べられています。ずんだあんは、枝豆をゆでてさやから出して薄皮をむき、すり鉢でつぶし、砂糖、塩を加えて混ぜ合わせることで簡単に作る事ができるので、宮城県にお住まいでない方もご家庭で試してみてはいかがでしょうか。
舌触りの良い食感や、あずきとは違ったまろやかな甘みを楽しむ事ができます。
※おはぎについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-おはぎ」を参照してください。
いちご大福
イラスト:いちご大福
3つ目にご紹介するのはいちご大福です。
いちごのお菓子といえばショートケーキなどの洋菓子が代表的ですが、大福も忘れてはなりません。白いお餅に赤いいちごの入ったいちご大福は、紅白のめでたい色合いで大晦日にはぴったりです。
可愛らしい形で1年の疲れを癒してくれます。家族で集まる事も多い大晦日の食卓にいちご大福が並べられると華やかな雰囲気になりより一層大晦日を楽しむ事ができます。
そんないちご大福ですが、実はいちごのショートケーキからアイデアが浮かび生みだされたという豆知識があります。当時、大人気であったショートケーキに和菓子屋の主人が目をつけ、大福に応用した結果大ヒットしたことで誕生したのです。今では定番となっているいちご大福が実は洋菓子から生まれているのは驚きですね。
※いちご大福について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-いちご大福」を参照してください。