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神無月(かんなづき 10月)におすすめの和菓子3選

柿羊かん

イラスト:羊羹

羊かんといえば、和菓子を代表するものの一つですよね。小豆を使った羊かんが一般的ではありますが、神無月におすすめなのは柿の風味が感じられる練り羊かんです。

この柿羊かんは、熟した柿の鮮やかなオレンジ色が活かされているので、見た目にも秋の訪れを感じることができます。葉っぱが徐々に色づいていき、赤・黄・橙などと紅葉していく光景が思い浮かぶのではないでしょうか。

柿羊かんの製法は地域などによっても異なりますが、基本的には干し柿が使われることが多いようです。干した柿は水分が蒸発していき、甘みがぎゅっと凝縮されるので、一口かじっただけでも濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。干し柿に砂糖や水飴などを加えて煮つめ、寒天で固めたものが柿羊かんです。凝縮された柿の甘みと香りをぜひ味わってみてください。

※羊羹について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-羊羹」を参照してください。

栗饅頭

イラスト:栗饅頭

栗饅頭は、スーパーマーケットやコンビニなどでも手軽に購入できるので、比較的身近な和菓子なのではないでしょうか。

楕円形のコロンとした形をしていて、栗のようにツヤのある茶色が特徴的です。なかには、見た目まで栗に似せている、可愛らしい印象の栗饅頭もみられます。

白餡が使われていることがほとんどで、白餡の中に栗が練りこまれているものも多いようです。ゆでた栗をつぶさずにそのまま入れた、食べ応えのある栗饅頭もおすすめです。

秋の味覚の一つにあげられる栗は、ゆで栗や栗ご飯などでも親しまれています。毎年、栗の時期を楽しみにしているという方も少なくありません。

和菓子で気軽に秋の味覚を楽しむなら、栗饅頭がおすすめです。ほんのりと甘く、滑らかでしっとりとした餡は、小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い層に好まれています。

※栗饅頭について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-栗饅頭」を参照してください。

芋きんつば

イラスト:きんつば

秋の味覚といえば、サツマイモも外せませんよね。「い~しや~きいも~」と軽トラックで石焼き芋を移動販売している、あの独特のかけ声を懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。サツマイモのほっくりした自然な甘みは、和菓子としても古くから親しまれてきました。なかでも、手土産として人気があるのは芋きんつばです。

きんつばとは、四角形の餡に水溶きした小麦粉をつけて焼いたお菓子のことです。江戸時代に生まれた和菓子だといわれています。

このきんつばの餡を、サツマイモの餡にしたものが芋きんつばです。サツマイモの種類によって、見た目の色が変わります。一般的な芋きんつばは餡が黄色いものが多くみられますが、紫いもを使った紫色の芋きんつばもあるそうです。10月は気温が次第に下がってくるので、温かいお茶と一緒に芋きんつばでほっこりしてはいかがでしょうか。

※きんつばについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-きんつば」を参照してください。

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