ねりきり
イラスト:練り切り
ねりきり(練り切り)は白あんに色をつけて季節の果物や花の形を模した生菓子です。一つ一つ丁寧に職人さんが作り上げるので、目にも楽しい季節を感じる和菓子です。
クリスマスはケーキのイメージが強いですよね。あんこはちょっと…と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、思い出してみてください。ケーキの上に鎮座するあの砂糖でできたサンタクロースを。ねりきりならクリスマスでも、サンタクロース、トナカイ、クリスマスツリー、と作れそうなモチーフがたくさんありそうですよね。ケーキの上に鎮座するのが、ねりきりでできたサンタクロースでも違和感はなさそうです。
ねりきり特有のカラフルさも、クリスマスにはピッタリですね。だけど可愛くて食べるのが勿体なくなってしまいそうです。
※練り切りについて、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-練り切り」を参照してください。
琥珀糖
琥珀糖(こはくとう)。琥珀羹(こはくかん)を乾燥させたもので、半生菓子と言われています。琥珀糖は「食べられる宝石」として有名になった和菓子です。材料は寒天、砂糖、着色料と少ないのですが、砂糖を結晶化させるまでが長いお菓子なのです。外側の食感はシャリシャリ、中はゼリーのように柔らかい、見て食べて楽しい和菓子です。
琥珀糖がなぜクリスマスにお勧めなのかと言うと、その派手さにあります。宝石と称される琥珀糖のキラキラ感は、クリスマスにうってつけです。それはまるでクリスマスツリーのイルミネーションの輝きのようでもあります。みんなが集まる日だからこそ、琥珀糖のゴージャスさは「映え」を狙えるのではないでしょうか。
小さくて甘いこの食べられる宝石は、キラキラしたクリスマスにピッタリです。
いちご大福
イラスト:いちご大福
いちご大福。それは大福餅で苺を包んだ和菓子です。餅とあんこと苺の組み合わせは、口の中に何とも言えない幸せを与えてくれます。商品によっては、あんこが白あんのものや生クリーム入りのものもあります。いちご大福を半分に切ると、見た目も可愛い和菓子です。
いちご大福がなぜクリスマスにおすすめかと言うと、その色にあります。大福餅の白と苺の赤は、まさにサンタクロースの服の色のようでクリスマスカラーと言えるのではないでしょうか。
クリスマスには真っ赤な苺の乗った生クリームたっぷりなケーキが主流ですが、色白の大福餅と苺もクリスマスの新たな主役になるのではないでしょうか。ケーキが苦手なご年配の方にも喜ばれそうです。また、苺以外の果物を入れて作ったフルーツ大福もあるので、よりカラフルになりクリスマスにおすすめです。
※いちご大福について、もっと詳しく知りたい方は「和菓子辞典-いちご大福」を参照してください。