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辻占の特徴・歴史・味

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イラスト:代表的な辻占

特徴

辻占は、福寿草の花の形をした最中や、羽根の形をした柔らかい餅粉などいろいろな種類があります。白・黄などの原色だけでなく、鶯色・抹茶・桜色など日本の伝統菓子らしい色彩豊かな和菓子です。

特徴は辻占の中に占いの紙片が入っていることで、西洋のフォーチュンクッキーに似ています。占いと言ってもおみくじのように吉凶が記されているわけではありません。「ゆく末が良い」など男女の恋の行く末を占う言葉や「羹に懲りて膾を吹く」などの諺が書かれた紙片が入っているのです。紙片にはシンプルなイラストも描かれているものもあり、辻占を開けた時の楽しみとなっています。

石川県金沢市の正月菓子とされ、市内の茶屋街には複数の辻占製造店がありますが、実は新潟・富山などの北陸地方だけでなく、京都・兵庫といった関西圏でも辻占は買うことができます。九州では長崎でも老舗の和菓子店が辻占を製造・販売しています。

歴史・由来

古くは万葉集の第11巻に「玉桙の道行き占にうらなへば」という言葉が記載されていました。古代から道で占いをする慣わしがあったのです。

平安時代にも辻占という言葉は存在していました。当時「辻」とはこの世とあの世の境目を意味しました。「辻」にはあの世からのメッセージや神託が届くスポットとされ、辻に立って耳を澄ませば予言が聞こえるという言い伝えがあるのです。

夕方、街の四つ角に立って行き交う通行人の会話の断片から未来を占うことが流行となっていました。それから次第に辻で聴いた予言を記した紙片が辻占ということになっていきます。

江戸時代あたりから、辻占は縁起物として菓子の中に入れられて正月の楽しみとなりました。辻占は明治時代に金沢で正月の迎春菓子として本格的に製造・販売が開始され、市内で人気が出て次第に茶屋街で年中製造・販売されるようになったのです。

 

風味・味

辻占の味はシンプルな砂糖味がベースになっており、子ども向けの甘いお菓子と言って良いでしょう。

辻占の特徴は見た目の美しさや中身の紙片にあったので、特に味の工夫がなされてこなかったというのが実情だと言われています。ザラメ砂糖のザラザラした舌触りのものや、最中のようにパリパリと噛み砕ける軽いものなど、食感にも様々な種類があります。

餅菓子の辻占の場合はやわらかい米粉が口の中でとろけるような食感を味わえます。京都の生八橋にも似た風味ですが、やはり食べる前に内部の紙片を取り出すことを忘れてはいけません。

ただ甘いだけの砂糖味では味気ないということで、ショウガ・シナモン・抹茶などの風味を加えたものも登場しました。紙片を入れるためには乾いた空洞が必要なので、餡などを加えることができず味のバリエーションが広がらないのが悩みどころとなっています。

 

和菓子分類

製法での分類:焼き物

水分量分類:干菓子

主な材料

米粉、砂糖

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

カロリー(概算)

未調査

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