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葛焼きの特徴・歴史・味

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写真:代表的な葛焼き

特徴

あんこと葛の組み合わせが絶妙で、素朴ながらも味わい深いお菓子です。抹茶との相性が抜群だといわれます。

蒸しあげた生地に、砂糖と小豆と本葛粉を練って、周りに小麦粉をまぶして焼くというシンプルな製法です。

しかし、熟練の技が必要な繊細な和菓子といえます。四角いものや丸いものなど形はさまざまですが、こぶりです。フニャッとしたようなデリケートな柔らかさですが、表面の皮には焼き目がほんのりと付いています。

見た目は地味ですが色合いが優しく、見ているだけで癒されることでしょう。中に餡が入っていたり、餡と葛が混ぜ込んであるものなどもあります。色はあんこの色をしていますが、ふちの部分は若干透明感があり少し透けて見えます。

濡れた感じやその透明感がひんやりとした印象を与えることから、古くから夏に親しまれてきました。

歴史・由来

冷蔵庫が一般的に普及する前から、日本人は夏場に葛焼きを食べて涼を感じてきました。

葛粉は喉の渇きを癒すともいわれ、古くから滋養強壮を目的として食したり、薬草として使われることも少なくありませんでした。

安土桃山時代には、お茶請けとして葛焼きが登場しています。贈答品として用いられていたという文書も存在するのです。

江戸時代後半に差し掛かると日本においての砂糖の生産量は増加していきます。すると、菓子店が増え始め、葛焼きも盛んに作られるようになりました。

さらに、安土桃山時代に突入すると茶道の文化が急激に発展します。同時に、葛焼きも急速に普及していきました。葛を生産するのに適した気候である、奈良県の吉野地方(現在の宇陀市)の特産品でしたが、江戸時代には吉野以外の地域にもどんどん広がっていきます。

イラスト:おいしそうな葛焼き

風味・味

独特の食感と爽快な後味が魅力です。口に含むとすぐにすーっと溶けてほどけていくような、なめらかで儚い食感が特徴的です。

葛焼きの繊細な風味は、抹茶と共に食べることで抹茶の味がさらに美味しく染み渡るでしょう。プルプルとした柔らかな生地の食感と、焼いた表面の弾力のある歯触りとのギャップも魅力です。懐かしさを感じさせる素朴な味は一度食べると忘れられません。

後味が非常に良く、あっさりとした甘さが最後に残ります。口の中がまったりとしますが、ベタベタすることはなく、優しくて上品な味わいです。冷蔵庫に長く入れておくと、食感が変わってしまうことがありますから注意が必要です。軽く温めてから食べると、まるで焼きたてのような新鮮な食感を楽しめるでしょう。餡入りと餡なしもあります。

 

和菓子分類

製法での分類:焼き物

水分量分類:生菓子

主な材料

本葛、砂糖、小豆、塩、上新粉

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

カロリー(概算)

1個(65g)で、172kcal

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