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甘納豆の特徴・歴史・味

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写真:代表的な甘納豆

特徴

甘納豆は、豆を砂糖で甘く煮詰めて、乾燥させてから砂糖をまぶしたお菓子です。

小豆、えんどう豆、そら豆、いんげん豆などの豆類が原材料として使われます。最近では落花生や大豆のものも増えており、中にはさつまいもやゆり根を煮たものもあります。

その見た目は、豆の種類により異なります。例えば黒大豆を使ったものは、黒く細長い円形で、えんどう豆を使ったものは緑色で真ん丸な円形、小豆を使ったものは茶色の小粒の円形などになります。見た目と味に、豆によってバリエーションがあるのが、特徴の一つです。

甘納豆は作るのに時間がかかる和菓子でもあります。

まず一日豆を水につけて柔らかくしてから、蜜を加えじっくりと煮込みます。そして何日かかけて蜜につけ、つけ終わったら砂糖をまぶして乾燥させ、完成となります。

豆、砂糖、水飴などシンプルな材料で作られますが、手間がかかっているお菓子です。

歴史・由来

甘納豆の由来には諸説ありますが、江戸後期の安政3年(1856)日本橋で作られた説が有名です。

榮太樓の3代目である細田安兵衛が現在の静岡の名物であった、浜名納豆を参考に作成したようです。

浜名納豆は、大豆に小麦粉をかけ発酵させた後、塩汁につけて天日で乾燥させ、しょうがなどの香料を加えた納豆の一種でした。

これにヒントを得て、菓子の原料として向かないとされていた大角豆を蜜飴をからめ砂糖をまぶした菓子を作りました。

小豆は、煮ると皮の腹が切れ、切腹を連想させて縁起が悪いという理由から、大角豆を材料とした説もあります。

当初、淡雪と名付けましたが、田中謨某という文士が、浜名納豆に似ているゆえに甘名納糖と名づけるよう助言されたとされています。

その後、明治10年(1877)に甘名納糖は、内国勧業博覧会にて優等賞を得ています。

一方関西では、安政年間に甘納豆の老舗である岡女堂初代 大谷彦平がぜんざいを火にかけすぎたことがきっかけに、甘納豆の製法を発見したとされています。

大徳寺納豆から、甘納豆と名付けました。明治28年(1895)第4回内国勧業博覧会に「ぼうだいの甘納豆」として出品したことで、宮内省御用品となったといわれています。

写真:カラフルな甘納豆

風味・味

甘納豆は、基本的に豆が原材料であるため、ほっくりとした、クセのない甘みがあります。優しい口当たりにほっとできることでしょう。

舌触りはなめらかで溶けていくような上品な感触です。そして、材料となっている豆によっても少しずつ違った風味が楽しめます。

小豆を使ったものは、飽きのこない上品な甘さが特徴です。いくらでも食べられるようなあっさり目に仕上がっています。

うぐいす豆の場合は、さっぱりとした甘さがあり、爽やかな風味が口の中に広がります。

いんげん豆が材料となっているものは、粘りが特徴的です。食べ応えがあり、ほっくりとした感触を楽しむことができますが、味はあっさりとしているので、数多く食べられます。

最近作られている落花生の甘納豆は、そのコクが特徴です。独特の香ばしさがあり、落花生の香りが食欲をそそります。

このように、甘納豆は種類が豊富なため、様々な味わいを食べ比べすることができます。

和菓子分類

製法での分類:掛け物

水分量分類:半生菓子

 

主な材料

豆(大豆、小豆、うぐいす豆、インゲン豆など)、砂糖(三温糖)、グラニュー糖

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

カロリー(概算)

100g:296kcal

10粒(6g)あたり18kcal

 

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