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水ようかんの特徴・歴史・味

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写真:代表的な水ようかん

特徴

水ようかんは、あんこを寒天で固めた羊羹の一種です。普通の羊羹と比べて寒天の割合が少なく、その分だけ水が多く含まれている特徴があります。

見た目は普通の羊羹とほぼ同じですが、形状を保つための寒天が少ないので器に盛らないと崩れてしまいます。

また、羊羹よりもツヤがあり、瑞々しいのも特徴の一つです。和菓子の中でもあっさりとした口当たりと柔らかい食感が魅力ですが、水分が多いので傷みやすい欠点もあります。

普通の羊羹のように煮詰める工程が無いので大量生産がしやすく、現在では和菓子屋以外でも安価な製品が簡単に購入出来るようになっています。

その一方で水分と甘味のバランスを取るのが難しいことから、同じ水ようかんでも製品ごとに風味が大きく異なるので注意が必要です。

歴史・由来

水ようかんは江戸時代の中期に作られたのが最初とされています。

当初は、おせち料理に付け加えるデザートとして扱われていたため、冬のお菓子という認識が一般的でした。

また、普通のようかんと比べて糖度が低く、傷みやすいことも気温が低い冬のお菓子として扱われた理由の一つです。

現在では食品の保存技術が進歩したことによって、季節に関係無く食べることが出来ることから、冬のお菓子という認識は無くなっています。

逆に、水分を多く含む性質を活かして、冷蔵して冷たい風味を楽しむ夏のお菓子として扱われるようになりました。

水ようかんは寒天やあんこを減らして水を増やせばいくらでも水増しが出来ることから、地域によっては金が無い丁稚奉公の小僧に向いているお菓子として丁稚ようかんと呼ばれたこともあります。

写真:涼やかな水ようかん

風味・味

水ようかんは水分が多いのでゼリーのように弾力性のある、柔らかい口当たりが特徴です。

のど越しも良く、すっきりとした後味を楽しめるのも和菓子では珍しい部類に入ります。

味については、普通の羊羹よりも甘味が薄くなっていますが、使用する砂糖の種類によっては濃厚な味にもなります。

水ようかんの基本的な材料は普通の羊羹と同じですが、地域によっては砂糖の代わりにはちみつを入れたり、栗や芋を練った物をあんこの代わりに使う水ようかんも存在します。

水分の多少で口当たりや風味が変わることから、生クリームやチョコレートなどの洋菓子と組み合わせたり、コーヒーや紅茶の風味を加えた変わり種を作ることも容易です。

和菓子の中では自作がしやすく、独自のオリジナルメニューを考案出来るのも水ようかんならではの強みになっています。

和菓子分類

製法での分類:流し物

水分量分類:生菓子

主な材料

寒天、あんこ、砂糖、水

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

カロリー(概算)

1本(360g)で、468kcal

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