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月見団子の特徴・歴史・味

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写真:代表的な月見団子

 

特徴

月見団子は、和菓子の一種である団子を使ったお供え物の一種です。月見の名前の通り、夜空に輝く月への供え物として扱われます。

日本では、かつて月の周期を参考に暦が作られ、そのことから、月は神聖な存在として崇拝の対象になっていました。

十三夜や十五夜など、月の満ち欠けの状態に応じた特別な呼称があり、それぞれに該当する日には、月見団子をお供えして祝うのが習わしです。

月見団子は、複数の団子をピラミッド状に積み上げ、月が浮かぶ夜空の下に置きます。

また、月見団子は、基本的にすべて白色ですが、地域によっては、ピラミッドの頂点部分に置く一個の団子を月に見立てた黄色に着色することもあります。

近年では、ピンクや赤などカラフルな彩色が施されることもある他、団子ではなく形状を模した落雁や最中で、代用するケースも少なくありません。

 

歴史・由来

月見団子は、月の周期で暦を決めていた時代に、崇拝の対象であった月への供物として作られました。当初は、団子ではなく、米や魚など地域ごとの収穫物をそのまま供物としていましたが、大和朝廷が宗教的な儀式で国家運営を行うようになると、月見を行う際の作法の一環として、地域に関係無く、月見団子を作って供物にするようになりました。

月見の供物に団子が使われるようになったのは団子が豊穣のシンボルだったとされる他、古代の中国で敵兵の生首の代わりに団子を作って神に捧げた儀式があり、それを朝廷が真似たとされるなど様々な説があります。

また、月にはうさぎが住んでいて、そのうさぎが餅つきをしていることにあやかって、団子をお供えしたとも言われています。

現在の月見団子は、夜空の月に捧げる供物としての意味は薄れ、単に古くから伝わる風習に基づいたお菓子としての位置づけです。

 

イラスト:おいしそうな月見団子

 

風味・味

月見団子は、上新粉を練って球形にした物を蒸して作るお菓子です。

現在の月見団子は、ほのかな甘味があるのが普通ですが、これは砂糖が貴重品だった時代の作り方を尊重した味付けになっているためです。

かつては、干し柿に浮き出たブドウ糖を甘味料として使用していたため、月見団子は刺激が少ない、ほのかな甘味を持つお菓子になっています。

月見団子は、上新粉を熱湯で練り、そこに甘味料を加えるだけのシンプルな作りです。その分、素材の質が味の良し悪しを大きく左右します。

上新粉ではなく、白玉粉を使うことがある他、洋菓子風にクリームやバターを加える作り方もあります。いずれの場合も球形に成形した団子を蒸して完成させるので、強い弾力とみずみずしい舌触りになるのが大きな特徴です。

 

和菓子分類

製法での分類:生菓子

水分量分類:餅物

 

主な材料

上新粉、砂糖

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

カロリー(概算)

団子3個分(54.4g)で、144Kcal

 

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