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人形焼の特徴・歴史・味

更新日:

写真:代表的な人形焼

 

特徴

人形焼は、カステラ生地にあんこなどの具を入れて焼いた和菓子の一種です。主に、都心の中央区日本橋などで売られており、あんこの代わりに抹茶餡や桜あん、カスタードなどが入った変わり種もあります。

また、人形焼の中には餡がないものなどもあり、それらは「餡なし」や「カステラ焼き」「戦時焼」など様々な呼び名で売られています。

老舗の重盛永信堂では、つぶあんが入った物を「つぼ焼き」、白あんが入った物を「上り鮎」としているようです。

人形焼という名前ではありますが、形は人の全身図に限らず七福神の顔だけの物や、観光名所である雷門や五重塔、提灯といった物まで多種多様に存在しており、販売店それぞれの工夫が見られます。

材料がシンプルなだけに、各店舗、変化を出そうと手順に工夫を加えていて、食感やあんこの練具合、風味や焼き加減などが違うため、一口に人形焼といえど店により様々な味の違いが楽しめます。

 

歴史・由来

人形焼の発祥は、東京都中央区日本橋人形町であるとされており、人形町で売られていることから「人形焼」の名称になったとされています。

もともとは、文楽人形や七福神の形が主だったそうですが、時代の変化や作る店舗の広がりによって形にもバリエーションが増えていったようです。

戦時中には、あんこの供給が少ないことから、餡なしの物を作り、戦車や大砲をもした形で焼いたことから「戦時焼」として販売されました。

近年では、ハローキティなどを始めとする知名度の高いキャラクターの焼き型を用いて作ることもあるそうです。

人形焼は、1907年に創業した板倉屋さんがその元祖だと言われています。板倉屋の初代が乾物屋を営んでいた頃、庶民の食材として小麦粉と卵が広がりを見せていた時に、開発パートナーであった古本氏と板倉屋初代の藤井氏が、大阪の焼き菓子である「釣り鐘まんじゅう」を基に、人形町の町名に由来のある人形の形を模したお菓子として開発されたそうです。

写真:おいしそうな人形焼

 

風味・味

人形焼は、添加物などを殆ど使わず作られているため、あんこの甘い香りと、焼けたカステラ生地から漂う香ばしい小麦の風味を感じることができます。

しかし、その反面、保存期間が短く風味の落ちも速いので、出来たてをすぐ食べてしまう方がより人形焼の美味しさを味わうことができるでしょう。

各店によって、あんこの練具合や生地の作り方、それぞれの配分などに大きな違いが出てきます。元祖「板倉屋」ではあんこと生地の厚さがほどほどのバランスで作られており、ふんわりとした生地の甘い卵風味を味わうことができ、その中のネットリとしたあんこと合わさることで、口の中がバランス良く甘みで満たされていきます。

老舗の「重盛永信堂」では、これとは逆に、ギリギリまで薄くした生地と、その分目いっぱいにまで詰めこまれたあんこが特徴です。噛むと生地の感触はほとんど感じること無く、直ぐにネットリとしたあんこの感触が伝わってきます。かすかな生地の風味とそれを圧倒する濃厚なあんこの味が口の中いっぱいに広がるのを堪能できるでしょう。味が濃いので、お茶請けにも向いています。

 

和菓子分類

製法での分類:生菓子

水分量分類:焼き物

 

主な材料

小豆、砂糖、水飴、小麦粉、鶏卵、はちみつ、植物油

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

 

カロリー(概算)

1個(50g)で、149Kcal

 

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