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みぞれ羹の特徴・歴史・味

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イラスト:代表的なみぞれ羹

特徴

みぞれ羹と、一口に言っても様々な形態のものがあります。もっとも単純なみぞれ羹は、半透明な寒天の中に、道明寺の粉が入って、まるで雪が舞っているような風景を切り取った見た目をしたものです。

これがみぞれ羹の最も基本的な形であり、かつ最大の特徴です。この基本の形に様々なオリジナリティが加わったものが各店舗で展開されています。

みぞれ羹のみぞれの中に、果実の皮の刻んだものを混ぜて色の豊かさを出したものも多くあります。

また、みぞれ羹の中に、丸めたあんこ玉を入れたものもあり、こちらは半透明のみぞれ羹の中からあんこが透けて見える美しい姿です。

このほか、みぞれ羹の下半分が半透明の寒天ではなく、羊羹をつけたものもあります。2層構造となっています。いずれのみぞれ羹も、半透明の和菓子であり、みずみずしく涼し気な見た目となっていることから、夏場の涼菓として活用されます。

 

歴史・由来

みぞれ羹の「羹」は、羊羹と同じ文字を使っています。

もともとこの文字の意味は、「あつもの」であり、中国からきた言葉です。あつものとは、熱い吸い物のことを指しており、羹は特に羊のおいしい吸い物のことを指していました。中国では羊の吸い物を黒砂糖を混ぜて作り、これが日本に禅宗文化とともに伝わってきたのですが、日本では当時肉食が禁じられていたので食べることができません。そこで、羊肝餅といって、小豆を主原料として羊の肝を模したものを蒸して汁に入れたことで、蒸した小豆が羊羹というようになりました。

ここから様々な羊羹が誕生しました。みぞれ羹も、蒸してはいませんが、後に生まれた練り羊羹の要領で作られているので、羹がつけられるようになりました。

なお「みぞれ」とは、みぞれ羹の見た目が関係しています。透けて見えるちりばめられた道明寺粉が、みぞれが舞っているかのように見えることから、この名前が付いたとされています。

 

風味・味

みぞれ羹は、様々な工夫がなされており、そのそれぞれにおいて魅力的な味わいがあります。

みぞれ羹の基本である、寒天、あるいは透明な錦玉羹の中に道明寺粉をちりばめたものは、溶かしこまれた砂糖のやわらかな甘さと優しい道明寺の風味を感じることができる味わいです。

この基本のものに、ゆずや甘夏といった果物の皮が加えられたものは、果物の風味とさわやかさが加わり、より一層夏の涼菓としてすっきりと食べることができます。

果皮ではなく、小豆のかの子が加えられたものもあり、こちらは口に含むと小豆の風味が感じられるとともに、溶けるような舌触りの中に小豆のプチっとした食感がアクセントとなります。

このほか、中にあんこ玉や下半分が羊羹となっているものもあり、あんこのなめらかな舌触りと濃厚で豊かな風味を感じつつ、みぞれの寒天部分のさらりとした味わいが絶妙にマッチしています。

和菓子分類

製法での分類:流し物

水分量分類:半生菓子

主な材料

寒天、道明寺粉、小豆、砂糖

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

カロリー(概算)

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