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うぐいす餅の特徴・歴史・味

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写真:代表的なうぐいす餅

 

特徴

うぐいす餅の特徴は、やはりなんと言っても、見た時に感じる上品な美しさです。

ショーウィンドウに並んだ時には、その鮮やかさが一際華やかな存在として視線を集めます。なぜ、うぐいす餅が一際華やかなのかというと、その表面は鮮やかな黄緑色をしているからです。

うぐいす餅は、青大豆から作られたうぐいす粉と呼ばれるきな粉が表面にまぶされ、やや楕円形の形をしているのが特徴的です。

そして、よく見ると分かるように、うぐいす餅の端は、わずかに尖っています。これは、うぐいすの愛らしい姿を表現しているからです。

大きさも、手のひらにすっぽりと収まる大きさの物が多く、まさに色合いや形、そして大きさまで、うぐいすをイメージしたものなのです。

うぐいすは、早春に鳴き始める事から、「春告げ鳥」と呼ばれる事もあり、その美しい鳴き声は縁起が良いともされてきました。

 

歴史・由来

うぐいす餅が誕生したのは、1580年の頃でした。

時代はまだ戦国時代の頃で、奈良県が、その発祥に大きく関わっていました。郡山城主としてこの地を治めていた豊臣秀長は、茶会に兄である豊臣秀吉を招きました。

秀吉に茶会を楽しんで欲しいと考えた秀長は、御用菓子屋の「菊屋治兵衛」に珍菓を作るように命じました。秀長の命を受けた「菊屋治兵衛」は試行錯誤の末に考案したのがうぐいす餅です。

茶会の日。秀吉の前に出されたのは、表面にきな粉をまぶした餅でした。中には粒あんが詰まっていて、秀吉は、その美味しさにえらく上機嫌となりました。

そして、秀吉は「この餅をうぐいす餅と名付けよ」と命名しました。以来、うぐいす餅と呼ばれるようになりました。

発祥の地である奈良県では、城の入り口で売られていた事から、その呼び名はうぐいす餅ではなく、「お城の口餅」と呼ばれてきました。

子守唄の中にも出てくるほど、地元で愛されている菓子なのです。

 

写真:おいしそうなうぐいす餅

 

風味・味

うぐいす餅の風味は、きな粉の香ばしさを感じる事から始まります。

そして、柔らかな求肥を口に含んだ瞬間には、ほんのりと甘い味が口内に広がります。口の中で、きな粉の香ばしさと、あんの甘さが混ざり合い、絶妙なハーモニーを醸し出します。

うぐいす餅の魅力は、弾力のある柔らかな求肥自体にも、ほんのりとした甘さを感じながらも、それとは別のあんの甘さを楽しむ事が出来ることです。

それでいて、その味わいは決して、しつこくはないのです。なぜ、しつこい甘さではないのか、その秘密はうぐいす粉にあります。

うぐいす粉は、きな粉に抹茶が合わさり、かすかに抹茶特有の苦味を感じます。そして、この苦味があんをくどくない、さっぱりとした味わいにしてくれるのです。

うぐいす餅は、その柔らかさと香ばしい香り、更に後を引かない甘さのバランスが優れた和菓子です。

 

和菓子分類

製法での分類:生菓子

水分量分類:餅物

主な材料

白玉粉、砂糖、つぶしあん、きな粉

※一般的な材料を記載しています。詳しくは製造元に問い合わせてください。

 

カロリー(概算)

1個(64g)で、167kcal

 

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